はじめに・・・



ようこそ 子供・幼児の病気の症状と診断 へ


子供の病気はとっても心配ですよね。 まったく病気をしないで生活することは不可能です。とくに子供は免疫力も弱く、感染症にかかりやすいです。

生後半年までは、お母さんからもらった免疫力があると言われますが、それがなくなってしまい、はじめて病原体の攻撃に出会うわけです。
更に、大きくなるにつれ、保育園や幼稚園などですぐに病気をもらってきます。

保護者にも、子育てははじめての経験で、熱が出れば大きな病気ではないかと心配しますし、元気がなければ悪い病気なんじゃないかと不安になります。

いろんな体験を積み重ねていくうちに、少しの事では驚かなくなりますが、昨今のインターネットが普及した時代では、インターネットで調べたりする事で、事前に、客観的に症状を分析したり、仮説を立てられるようになり、体験しなくても少しは不安が拭われる事が多々あります。

皆さんが持ってる知識と経験、時には医学の書籍などから引用した情報で、みんなが役立つサイトにしていきたいと思います。

病名事にページを用意していきますので、皆さんの経験や、知識、または内容の加筆修正要望など、遠慮なくコメントに書き込んで下さい。

将来をになう子供たちが、より健康に育つために、このサイトが多くの家庭で役立つことを心より願っています。
子供の病気の不安をみんなで解決しましょう。


※免責事項
本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。本ウェブサイトの使用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。ご自身の判断・責任の範囲でご活用ください。また、本ウェブサイトを装ったウェブサイトによって生じた損害にも責任を負いかねます。本ウェブサイトのURLや情報は予告なく変更される場合があります。

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アレルギー性じんま疹

どんな病気?
皮膚に小さな赤みをともなったふくらみができ、境界がはっきりした発疹が広がりますが、数時間で消えます。
どんな症状?
小さなふくらみを膨疹といい、それが全身いたるところにくり返し現れ、周囲には発赤がみられ、強いかゆみをともないます。通常は数時間で消失しますが、なかには1日以上残るものもあります。
1か月以内に治るものが急性じんま疹、それより長引くものが慢性じんま疹です。アレルギー性じんま疹の多くは急性じんま疹です。
原因は?
肉、野菜などの食べ物や薬剤、イエダニ、カビ、花粉、虫刺されなどは有名ですが、意外に多いのが、かぜなどで体調が悪いときに起こるじんま疹です。
治療について
原因の特定がむずかしく、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の使用で、症状を軽減させます。
家庭でのケア
薬の効果や眠気などの副作用は子どもによってちがうので、症状や体質に合ったものを処方してもらいましょう。汗をかくとかゆみが増すので、室温に注意し、汗でぬれた下着はまめに取り替えましょう。
また、休養は大切な治療です。体調が悪いときは無理せず休ませましょう。
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アトピー性皮膚炎

どんな病気?
顔を中心に赤いブツブツが現れ、全身に広がります。強いかゆみをともない、かくとかたい湿疹にかわることもあります。
どんな症状?
アトピー性皮膚炎は、年齢によって症状が変化します。
多くは生後2~3か月に、顔や頭を中心に赤い湿疹が現れます。最初はじゅくじゅくして、強いかゆみをともないます。かきむしると液体が分泌され、これが乾いてかさぶたをつくるという症状をくり返しながら、腹部や手足に広がっていきます。湿疹とかさぶたが同居し、全身が紅潮したり、頭部にできた湿疹とかさぶたで、髪の毛がくっついてはがれにくい例もみられます。
3~4歳からは、湿疹は首、肘の内側や膝の裏側など皮膚のやわらかい部分に集まります。かゆくてかいているうちに皮膚はかたくなり、ひっかくと湿疹ができ、かさぶたになったり、血がにじんだりします。それ以外の皮膚は乾燥して、ブツブツと鳥肌が立ったような状態になります。
12~13歳以降になると、皮膚の乾燥がすすんでざらざらし、肘や膝、首、頭、体幹のあちこちにかたくなった湿疹がみられます。
原因は?
アトピーの原因は、まだはっきりわかっていません。
過敏な体質だけでなく、アルミサッシなどの使用で、部屋の気密性が高くなり、風通しが悪く湿気も多くなった住居や、畳の上にじゅうたんなどを使用する生活様式により繁殖したダニやカビが原因ともいわれます。
また、早期離乳により、早くから動物性たんぱく質をとることなども原因としてあげる医師もいます。
治療について
原因となるアレルゲンを発見し、生活の中から取り除く努力が大切です。アレルゲンの発見には、IgE・RAST検査や掻昶検査のほか、ある食品が疑わしいとされた場合、その食品の摂取を短期間休止して、皮膚の状態がどうなるかを観察する方法もあります。
また、皮膚の症状を軽減するために、アレルギー反応をおさえる抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用したり、保湿剤や、場合によっては副腎皮質ステロイド薬などの外用療法を行います。
さらに、スキンケアを十分に行い、日常生活で皮膚をひっかいて湿疹を悪化させないようなくふうもします。
家庭でのケア
ちょっとした刺激でも湿疹ができることがあります。口のまわりからほおを伝う食べこぼし、よだれなどは、お湯で絞ったガーゼですぐに拭きます。皮膚を清潔に保つため、毎日、石けんを泡立てた手でそっと洗い、十分に石けんの泡を洗い流しましょう。
子どもの爪は短く切り、ひっかき傷をつくるようなら、湿疹がひどい時期だけでも手袋をさせます。
大人に抱かれたときに、大人の化粧品や整髪料、着用している化繊や毛羽だつ衣類などで皮膚が刺激されることもあるので、注意が必要です。
アトピー性皮膚炎がでやすい場所や症状
頭の毛の中に発赤と発疹。
まゆの外半分が発赤し、薄くなる。
耳のうしろのくびれ。
首のくびれ。
目の下に色素が沈着し、しわになる。
口角に発疹ができ荒れる。
唇が荒れる。
肘の内4則に発疹。
手が荒れ、しわになる。
指先の皮膚が割れる。
膝の裏に発疹。
乳児期は湿疹がじゅくじゅくし、幼児・学童期では皮膚がカサカサし、思春期から大人になると皮膚全体が厚くなります。
ステロイド薬は、年齢や症状に合った強さのものを
アトピー性皮膚炎や重症の湿疹には、炎症をおさえるステロイド外用薬が、いまのところもっとも効果があります。薬害が指摘されますが、医師の指導のもとに使えば副作用の心配はありません。
ステロイド薬には強さのランクがあります。乳幼児は薬の吸収がよいので、ききめが中ぐらい以下のものを選び、湿疹のある場所に少量、指先または綿棒で軽く塗り広げるような感じで使用します。
強くすり込む必要はありません。正常な皮膚につかないようにします。1回に塗る量より回数の多いほうが効果があり、症状がよくなってきたら塗る回数を減らし、弱い薬にかえ、徐々に中止します。
アトピー性皮膚炎の場合の石けん
香科が入った石けんや、薬用石けんは、ときに余分な薬剤がアレルゲンになることもあるので注意しましょう。
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肺炎(マイコプラズマ肺炎など)

どんな病気?
呼吸の中心的なはたらきをする肺胞に炎症が起こります。かぜなどをこじらせて、気管や気管支の抵抗力が落ち、炎症が肺の中まで広がった状態です。
どんな症状?
発熱とせきがおもな症状です。呼吸が速くなり、ふきげんになって食欲も落ち、せきで吐いたりします。
体温調節や呼吸機能が未発達な、月齢の低い赤ちゃんの場合、高熱やひどいせきの症状が現れないこともあるので、かぜをひいたときは、注意深くようすを観察することが大事です。呼吸が速く、ぐったりしておっぱいも飲めないようなら、熱やせきがなくても、早く受診します。
原因は?
ウイルスや細菌、微生物などが肺に感染して炎症を起こします。
アデノウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルス感染による肺炎が、いちばん多くみられます。細菌性肺炎にくらべて症状は軽いものの、はげしいせきと高熱がでます。悪化すると細菌感染につながる心配もあります。
細菌感染による肺炎のうち、黄色ブドウ球菌性肺炎は治りにくいうえ、胸膜に水がたまる胸膜炎、その胸水が膿のようになる膿胸などの合併症を起こしやすくこわい病気ですが、最近は減少しています。最近の主流はインフルエンザ菌性肺炎と肺炎球菌性肺炎です。
微生物のマイコプラズマに感染して起こる肺炎は、赤ちゃんには少なく、おもに学童期までの子どもがかかります。微熱だけが長く続くこともあり、比較的軽い症状です。
微生物のクラミジアに感染して起こる肺炎は、赤ちゃん特有のもので、熱はあまりでずにがんこな目やにがでます。せきのためうまく授乳できなくなることもあります。
このほか、間質性肺炎といって、肺胞の中よりも、おもに肺胞の外側の壁の周辺に炎症が起こる肺炎もあります。
治療について
レントゲン写真で診断がつきます。抗生物質を用います。
家庭でのケア
細菌性肺炎はより重症感があり、急に悪化しやすいので、肺炎の症状か現れたら、早めに受診します。
初期の場合、聴診器では肺炎の特徴を確認できないことが多く、病院でかぜと診断されても、元気がなければ念のため、再度受診することが必要です。
せきがでやすい子は体質なの?病気なの?
夜、ふとんに入って体があたたまったり、走ったりするとせき込む、気温の変化でせき込むなど、ふだんからせきがでやすい子というのは、けっこういるものです。しかし、そういう子を診察しても、
どこにも異常が見あたらないことが、しばしばあります。多くは、その子が生まれつき持っている、のどや気管支の粘膜の敏感さが関係しているようです。
最近は、この敏感さによるせきを「アレルギー咳嗽」という言葉で表現することがあります。とくに治療する必要のないせきですが、程度によってはせき止めの薬を使います。温度差の刺激がせきを誘発することもあるので、家庭では、外気と室温の差、部屋ごとの室温の差があまり大きくならないように気をつけます。
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慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)

どんな病気?
腎臓が炎症を起こしたもので、症状が長引いて治りにくいタイプの腎炎をいいます。
どんな症状?
6か月以上、血尿やたんぱく尿がみられます。症状がすすむと、むくみが現れ、血圧も高くなります。さらに肝臓機能が低下すると、倦怠感、食欲不振、頭痛などの症状もみられるようになります。
原因は?
急性腎炎が悪化して慢性腎炎になることはほとんどありません。
多くの場合、初期症状がまったくなく、血尿も肉眼では判別できないため、いつ発病したのかわからないのです。日本では、幼稚園や学校の集団検尿で見つかったり、ほかの病気で検尿をして偶然に発見される例が多いようです。慢性腎炎にはいろいろな種類がありますが、とくに子どもに多くみられるのがIgA腎症です。
これは、腎臓の糸球体の血管と血管のあいだにある細胞が増殖し、さらにそこに免疫にかかわるたんぱく質のひとつである免疫グロブリン(IgA)が沈着して糸球体に障害を起こす腎炎です。
この場合、かぜをひくたびに血尿をくり返すのが特徴です。
原因はまだわかっていませんが、体質的なものが関係しているといわれています。
治療について
糸球体の障害の度合いによって、治りやすいものから、徐々に悪化して、将来、慢性腎不全へ進行するものまであります。
この病気は、早期発見、早期治療が有効で、早い時期に免疫抑制剤やステロイド剤を投与すると、約半数の子どもは3年くらいで治癒します。
ただ、思春期、とくに中学から高校にかけて発病した場合、適切な治療が行われないと、そのまま大人まで持ち越し、15年後くらいには、約3割の人が慢性腎不全に移行します。
回復がみられず、症状が長引くときは、腎生検(腎臓の組織の一部を切り出して精密検査をする)を行い、結果に応じて適切な治療をはとこします。
生活面では、安静、保温、食事療法が必要になりますが、症状が軽くなるにつれて制限は緩和されます。入院か自宅療養かはケースバイケースです。
家庭でのケア
療養期間が長くなるので、子どものストレスをうまくコントロールしてあげることが大切です。
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急性腎炎(急性糸球体腎炎)

どんな病気?
腎臓に炎症を起こし、機能を低下させる病気です。5~7歳の子どもに多く見られます。
どんな症状?
特徴的な症状は、血尿、むくみ、高血圧の3つです。
溶連菌感染症で咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎、皮膚のおできなどにかって2~3週間後、突然、コーヒー
色の血尿がでたり、顔全体や手足、まぶたがはれたりします。
足がむくんで靴がきつくてはけなくなり、病気に気がつくこともあります。
また、体がだるく、食欲が落ちて吐きけをともなうこともあります。
尿の量も減って、検査をすると、血圧が高く、たんぱく尿がみられます。
重症になると、血圧が急に上昇して、意識がなくなったり、ひきつけを起こすなどの症状がみられます。これは、もっとも危険な状態で、むくみが強くでる発病初明に現れます。

この病気は、2歳以下の乳幼児がかかることはまれで、幼稚園児から小学校の低学年にかけての子どもに多くみられます。

原因は?
多くの場合、溶連菌という細菌の感染によって起こります。
しかし、この溶連菌が直接病気を起こすわけではありません。溶連菌が抗原になり、糸球体の血管の壁を障害して、糸球体のはたらきが低下して発病するのです。そのため、急性糸球体腎炎とも呼ばれます。
治療について
特別な治療法がないため、安静と食事療法が中心になります。強いむくみや、高血圧などの症状がみられるときは、入院して安静、保温、食事療法などの治療を行います。ただ、むくみも軽く、血圧も高くなく、血尿だけという場合は、病院の外来で経過を観察することもあります。
食事療法では、腎臓への負担がかからないように、塩分と水分を制限することが主体になります。
むくみがとれて、血圧も下がり、症状が軽減してきたら、少しずつ体を動かしはじめ、食事制限もゆるめます。
 子どもの急性腎炎は、幸いなことに、大人とちかって、ほとんどの場合、後遺症を残すことも、慢性化することもなく治る予後のよい病気です。
 回復にはふつう3~6か月、遅くとも1年までには、ほとんどが治ります。
家庭でのケア
治ったあとは、生活上の規制はほとんどありませんが、医師の指示にしたがってください。
なお、かぜをひくと血尿が悪化することがあるので、かぜをひいたときは小児科を受診します。尿の検査は、1年に一度定期的に受けます。体育の授業、クラブ活動など退院後の運動については、どの程度ならよいのか、医師に相談しましょう。
育ちざかり、遊びざかりの子どもに、きびしい運動制限をするのは、骨や筋肉などの発達上、問題ですし、ストレスがたまって、精神面にも悪い影響をおよぼすと考えられています。
 そのため、最近では、以前とちかって、退院後は、できるだけ運動制限をしないようになってきています。
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